物語のロケーションガイド

「うはら酒造」のモデル(1)

 ヒルコとセオリのファミリービジネス、酒造業はうはらの主要産業のひとつといえます。

 兵庫県は清酒生産量が全国一位なのですが、その最大の生産地である灘五郷は、大部分がうはらの中にあります。全国的に有名で手に入りやすい灘の酒の多くがうはらで造られているのです。

灘五郷酒造組合

灘五郷酒造組合公式サイト

 おいしい酒米「山田錦」とおいしい水「宮水」があり、江戸時代に発展した灘の酒づくりですが、今では大きな工場を構えていて、『うはら酒造』のような作り方をしているところは少ないですが、かつての遺構を活かして資料館や記念館を持つメーカーもあります。各酒蔵をめぐる見学ツアーも定期的に開催されています。お酒造りの工程がわかるのはもちろん、つくりたてのお酒の試飲や購入ができてとても楽しいです。

 「うはら酒造」のモデルとして使用させていただいた施設は3つあります。最初に登場したのは、ヒルコが一升瓶をかかえて立っている場所です。

沢の鶴資料館

沢の鶴資料館外観

外観

 沢の鶴資料館は、阪神電車・大石駅から都賀川沿いを下流へ行ったところにあります。

 江戸時代に建造された大石蔵を、阪神大震災で被害を受けながらも、修復して一般公開されている貴重な建物です。現在はお酒の製造は別の場所で行われていますが、往時の酒づくりがよくわかる興味深い展示が盛りだくさんです。

沢の鶴資料館内部1
沢の鶴資料館内部2

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