西宮神社
正門
江戸時代の地図では武庫郡の領域に入っている西宮神社ですが、鎌倉時代以前に夙川がつけかられる以前は莵原郡の東端はもっと東にあり、神社は莵原郡にあると記載されていました。
地元では誰もが知る有名な神社ですが、特に「十日えびす」として毎年1月10日の早朝に開催される「福男選び」の神事がテレビ中継されるようになって、その名が全国に知れ渡るようになりました。
「福男」なのに、セオリも参加していますが、神社側では女性を禁止しているわけではないのです。ただ、前列のほうで待機できる抽選に当たるだけでもかなりの倍率なので、母数の少ない女性は中継などで見かけることがないだけのようです。
ゴールで神職の方々が受け止めてくれる場所には狛犬がいます。西宮神社の狛犬はツノがあることで有名なのです。阪神大震災の際に台座から落ちて、がれきとともに埋まってしまったので現在の2体がつくられました。しかし、震災から20年後に古い2体が地中から掘り起こされ、別の場所に設置されました。
ツノあり
むかって右側の狛犬にはツノはありません。
ツノなし
参道には灘の酒造メーカーの酒樽が一堂に展示されています。灘の酒とのつながりの深さがうかがえます。
参道の酒樽