物語のロケーションガイド

スケートパーク

 オオナとセオリの闘いの舞台は、他の地域にはあまりないような、うはらの自慢の場所でもあります。4つめの闘いのスケートパークに登場したのは、うはらの海に浮かぶ人工島・六甲アイランドにある「g”スケートパーク」で、日本最大級の規模、オリンピック選手も練習しているような、まさに自慢の場所。

g”スケートパーク

 こちらは、かつてローラースケーターとして名を馳せた安床由紀夫氏が立ち上げた「グッドスケート・ジャパン」の練習場として造られました。著書「Yastoko’s Rexing Rollerdisco Story」によれば、由紀夫氏は大阪に来たアメリカ人を通じてローラーディスコを知り、エンターテイメメントとしてのローラースケーターの道を究められました。後進の育成にも努められ、あの「光GENJI」誕生の際、教え子がジャニー喜多川氏にスカウトされたそうです(しかし辞退したとのこと)。そして、長男の栄人さん、次男の武士さんは父の特訓を受けながらスポーツ競技としてのスケートを始め、少年の頃から「ヤストコブラザーズ」はXゲームに出場しては世界で敵なしとなりました。

 そんなスーパーエリートを生み出したパークですが、初心者向けの教室も充実しています。日本ではコンクリートの施設が多い中、ここは木製なので衝撃を吸収してくれる効果があり、安全面も高いのです。

 六甲アイランドには戸建てやマンション等の住居はもちろん、企業や流通センター、ホテル、美術館、学校、ショッピングモール等、いろんな施設があります。山と海に囲まれた狭い土地に多くの人が暮らすうはら一帯には、あまりまとまった大きな土地がなく、海を埋め立ててそのような土地を生み出してきました。かつてはP&G本社(シンガポールへ移転)があり、今もインターナショナルスクールもあることから、外国人居住者を見かけることが多い街で、うはらの中でも少し雰囲気が違います。おしゃれで先進的な建物群に囲まれながら、どこかのんびりゆったりした空気が流れています。

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